その他
独立行政法人国立高等専門学校機構から管理下にない核燃料物質の発見について報告を受けました
ID: NRA078500211

本日、原子力規制委員会(以下、「当委員会」という。)は、独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、「機構」という。)から新居浜工業高等専門学校の実験準備室で核燃料物質が発見されたとの報告を受けましたのでお知らせいたします。 なお、発見された核燃料物質による人への放射線障害のおそれ及び外部への放射性物質の影響はありません。

公開日
2012年12月19日

愛媛県新居浜市 新居浜工業高等専門学校

天然ウラン(硝酸ウラン):ウラン量で約341g 劣化ウラン(酢酸ウラン):ウラン量で約1g トリウム(硝酸トリウム):トリウム量で約194g

平成24年7月17日、新居浜工業高等専門学校は実験準備室にある耐火金庫内に硝酸ウラン、酢酸ウラン、硝酸トリウムが入った試薬ビン5つを発見。 発見後、同校は試薬ビンを鉛板・ビニール袋等により遮へい・密閉し、同金庫内で引き続き保管。同金庫には「核燃料物質保管中」の張り紙を表示。組成の分からない試薬について、ウラン量及びトリウム量を分析。 平成24年12月19日、機構が同校において許可量を超える天然ウラン等を発見したことを当委員会に報告。

薬ビンは人の出入りが少ない実験準備室の施錠管理された金庫内に引き続き保管されており、また、同金庫から1m地点の線量率は0.20マイクロシーベルト毎時とのことから、人への放射線障害のおそれ及び外部への放射性物質の影響はありません。

当委員会は、本日機構から報告を受け、試薬ビンに核燃料物質が含まれていることから、機構に対して安全確保の措置状況等を聴取し、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第52条の規定に基づく使用許可申請の手続きを速やかに行うよう要請するとともに、引き続き適切な管理を行うよう求めました。

担当
担当原子力規制庁原子力防災課事故対処室室長:古金谷 敏之担当:坂本、小澤電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2121(直通)安全規制管理官(試験研究炉・再処理・加工・使用担当)付研究炉・使用施設規制企画官:中矢 隆夫担当:池田、北條電話:03-3581-3352(代表)03-5114-2115(直通)
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